「頼っていい」を当たり前に。心の余白をつくる家事代行サービス「HAUOLI」

みなさんこんにちは。まちびとキャラバン編集者の鈴木大輝です。
今回から新企画「まちびとインタビュー」をスタートします!

このインタビューは、町田で暮らしや仕事に真っ直ぐ向き合っている人にフォーカスして、「なぜその道を選んだのか」「どんな価値観で今の活動を続けているのか」「どんな未来を描いているのか」をじっくり深掘りする企画です。

記念すべき第1回は、家事代行サービスの「HAUOLI(ハウオリ)」の篠原さん。サービスを通して産前産後や子育て期のご家庭に寄り添い、暮らしの中に余白を生み出すサポートを町田・相模原の地域へ届けています。

地域の安心を支える仕事、その芯の部分をひも解いていきます。
では、お話を聞いていきましょう!

屋号の由来
HAUOLI(ハウオリ)はハワイ語で「幸せ」という英語のHAPPYに近い言葉。家事代行を通じて“幸せな空間と時間”を届けたい、という願いが込められています。

まちびとインタビュー 家事代行サービスのHAUOLIさん

原点と立ち上げ

鈴木大輝
今日はよろしくお願いします!HAUOLIさんは現在、個人で家事代行を中心としたサービスを展開されていますが、そもそもどんな経緯でこのお仕事を始められたんですかか?
HAUOLIさん
はい、“原点”は自分の産前産後の経験なんです。妊娠後期には体が思うように動かなくなり、産後は2〜3時間おきの授乳で寝不足の毎日。キッチンに立つのも本当にしんどくて…。
そんなとき、思い切って家事代行を頼んでみたんですね。そしたら、部屋の空気がふわっと柔らかくなって、気持ちがすごく楽になったんです。“ここまでは自分でやらなきゃ”って思い込んでいた荷物を、そっと代わりに持ってもらえたような感覚でした。
あの“助かった”という実感が、今でも強く残っていて。今度は私がそのバトンを渡す側になりたい、と思ったのが出発点です。
鈴木大輝
今のサービスの根っこには、その体験がしっかり息づいているんですね。
HAUOLIさん
そうですね。前職では、仕事量がどんどん増えて休みづらくなる環境が続いてしまって。 「このままじゃいけない」っていう焦りが芽生えて…。思い切って環境を整え、2025年6月にサービスを立ち上げました。

どんな家庭を支えているか

鈴木大輝
現在は、どんな方々からの依頼が多いですか?
HAUOLIさん
最近は、個人事業主のママさんからのご依頼が増えています。もう、本当に時間が“物理的に”足りない方たちばかりで。 洗濯や布団干し、作り置きといった“あと一歩”を引き受けることで、少しでも一息つけたり、やりたいことに集中できたりするようになると、家の空気自体が変わってくるんです。
特に産前産後って、家事・育児・心の状態が一本の糸でつながって揺れている時期。 だからこそ、掃除だけ・料理だけ“部分的な”支援ではなく、できる範囲で横断的にサポートしたいと考えています。遅くても来年の春にはベビーシッターも追加できるよう準備を整えています。

訪問前のヒアリングは、優しさの設計図

鈴木大輝
訪問前には、どんな準備やヒアリングをされているのでしょう?
HAUOLIさん
たとえば作り置きの依頼があれば、まず“キッチンがどんな状態か”を詳しくヒアリングします。コンロは何口あるか、鍋の数、調味料の種類、無添加や国産へのこだわりがあるかどうかなど…。
それらの前提をもとに、段取りを逆算して設計します。たとえば一口コンロなら、火を使わないメニューを増やす、といった具合に効率と心地よさのバランスを取ります。

安心できる関係性に

鈴木大輝
初めて利用する方にとっては、安心感もすごく大切ですよね。
HAUOLIさん
はい。そのためにも、基本的には“専任制”前提でお受けしています。 同じ人が毎回来ることで、親御さんもお子さんも落ち着くし、信頼関係も少しずつ築けるんです。 そして、安心して任せてもらえるよう、資格の取得や安全基準の線引きもしっかり行っています。

自分にこそできることを

鈴木大輝
逆に、「これは自分には合わないな」と思った依頼もありますか?
HAUOLIさん
ありますね。たとえば、草むしりや終活に関わるような大規模な片付けなど。一度挑戦してみたのですが、自分がかなり疲れ切ってしまって…。 “ここは私の強みじゃないな”と気づいて、それ以降は無理に受けないようにしました。
特に、人生の節目に伴うような整理には、信頼できる専門家をご紹介する方が、その方のためになると思っています。

同じ空気を吸って進むことで起こる「安心の循環」

鈴木大輝
サービスのお申し込み方法についても教えてください。
HAUOLIさん
LINEや公式サイトからお問い合わせいただけます。2〜3回のやりとりで、ご希望や条件をすり合わせたうえで、単発・定期のいずれかをご提案しています。 当日が初対面ということも多いので、最初の20分は“空気を整える時間”に充てています。その家の生活リズムや空気感を感じ取りながら、自分を少しずつ馴染ませていくようにしています。

HAUOLIさんのビジョン

鈴木大輝
なるほど、その実体験が原点だったんですね。実際にサービスを続けていく中で、お客様からどんな反応をいただくと一番うれしいですか?
HAUOLIさん
やっぱり「家がすごい綺麗になった」「普段作らないお料理が食べられて嬉しい」みたいな声をいただくと、すごく励みになりますね。そういう言葉をいただくたびに、「この仕事を始めてよかった」と心から思います。
鈴木大輝
素敵ですね。では、3年後や5年後、HAUOLIさんのサービスがどんなふうに成長していたら理想ですか?
HAUOLIさん
そうですね、町田・相模大野の家事代行・ベビーシッターと言えば、HAUOLIを連想してもらえる、そんな存在になっていたいです。ゆくゆくは、市の育児支援のお手伝いにも関われたらと考えています。
鈴木大輝
今日は、インタビューに応じてくださり、ありがとうございました!

編集後記(鈴木大輝)

夜中に何度も授乳で起き、眠りたいのにまた起こされる。気づけばシンクに食器、洗濯物は山。家事は待ってくれない——そんな記憶をなくすほどの忙しさと疲れが襲いかかってきているという人もいるかもしれません。そんな時に「何かあったら声をかけられる人」がいるとすごく助かりますよね。

余裕がなくなると短気になったり、優しくできない自分に落ち込んだりしてしまうこともある気がします。でもそんな自分に“助けて”という優しさを送ることができたら、本来の自分を少しずつ取り戻せるんじゃないでしょうか。声を上げられる人がいる、受け止めてくれる人がいる——その関係性が支えになります。

HAUOLIはハワイ語で「幸せ」。家事代行を通じて“幸せな空間と時間”を届けたいという想いをすごく感じるインタビューとなりました。今、助けを必要としている人がいたら、ぜひHAUOLIの篠原さんに呼びかけてみてください!

HAUOLIさんのサービス詳細はこちらから

公式ホームページ

https://hauoli.info

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ABOUT US
鈴木大輝「まちびとキャラバン」管理人
ブログメディア「まちびとキャラバン」管理人。5人ワンオペ育児中の元牧師で、人生やビジネスが停滞した人に再び火をつける「リスタートライフコーチング」主宰。事業構築や裏側設計など、個人・法人問わず各種相談の壁打ち役として伴走支援を行う。